8/27/2015

Anitoon Academiaに関する更新情報


Anitoon Academia Level1への申し込み数が予想を上回っていたため、Level1クラスをもう一つ増やすことを検討中です。

もし実際に新たなクラスを設けることが決定した場合は、日本時間の土曜、もしくは日曜の14時からを予定しております。

大切な週末の日中ど真ん中が消費されてしまうので週末アルバイトなどをされている学生の方には申し訳ないです。

(現在検討中のためお申し込みのメールなどは現時点ではご縁量くださいませ。)

詳細が決定次第、AnitoonブログとTwitterにて公表いたします。

よろしくお願いいたします。



8/22/2015

海外で3Dアニメーターになるためには何をしたらいいの?




どうもヨーヘーです。


ここ最近モヤクリやAnitoon Academiaの開校など色々やっていますが

そんなこともあって、将来の夢へ想い溢れんばかりの若い方々からメッセージを

貰う頻度が増えました。


そこで一番よくあるのが


「海外でアニメーターになりたいのですが何をしておくべきですか?」です。



質問がかぶりやすいということは、つまり多くの人が気になっているポイント


ということでもあるので、今日はこのお題についてブログに書き残しておこうと思いました。


まず、この質問を「アメリカでアニメーターになる場合学んでおいたほうが良いこと」という限定したものにしましょう。

ここから書く内容は全て絶対になくてはならないというよりも

「それぞれの総合得点でアニメーターとしてのスキルに関係があるもの」と思ってください。


1.画力(人体や動物)

3Dアニメーターであれば絵を描く必要があまりないので上手くなくてもいいだろうと思われがちですが、ペンでキレイなポーズやリズムを描ける人は3Dアニメーションでもキレイなシェイプをすぐに導き出せます。上手ければ上手いほど利点は大きいです。ただカラーはあまり関係ないので白黒でも問題ありません。絵が上手くなければアニメーターになれないことはまったくありませんが日頃積み重ねておける準備にスケッチをすることは効果的だと思います。


2. 12プリンスィプル

アニメーション12の原則とも言われていますが、ジャンル問わずアニメーション全般を構成している要素を12個に分けて説明しているものです。これは実際にアニメーションを自分の手でつくりながら実感をしつつ学ぶのが一番なので、本を読んだだけではあまり意味がありません。この12の要素は後々必要になってくるものだということは覚えておいた方が良いでしょう。

3. アナログの2Dアニメーションをやってみる。

ライトボックスとアニメーションペパーを買ってきて2Dをアナログでやってみると良い経験になります。面倒かもしれませんが2Dアニメーションは一から全部手描きなので1フレームごとに自然と頭をつかって作業することになります。この過程を経ているかどうかは実際に3Dアニメーションを始めた際に大きな違いを生みます。私も2Dから初めて3Dに移行したくちですが、アナログの経験に感謝したことがあっても、無駄になったと思ったことは一度もありません。

4. 英語力

当たり前ですが学校で学ぶ上でも、会社に勤める上でも最低限度のコミュニケーション能力は必須です。流暢である必要はまったくありませんが英単語を一日一個ずつでも覚えておけば後に非常に役立つでしょう。

5. クリティーク(批評)への慣れ

アメリカでは自分の作品を人に見せてコメントを貰いそれを反映させるということが当たり前です。
自分の大切な作品だからといって他人からの指摘に敏感になってはいけません。
どんどん見せてどんどん駄目なところを発見し、直し学び次に生かすことで成長していけます。なんでも良いので作品を作ってそれを人に見せるということになれておきましょう。もちろんネットにアップロードなどの間接的な見せ方ではなく同じ空間にいる目の前の人に見せましょう。


6. Mayaの使い方

アメリカの3Dソフトの支流はMayaです。MaxやMotion Builderを使っているところもありますが学生として始めるのならMayaがベストでしょう。仮にMayaで本格的にアニメーションを学びたいとあってもMayaそれ自体の使い方が分からなければクラスでも置いてきぼりです。(Mayaがまったく分からないという方は、Anitoonのタグ「アニメーション講座」をクリックし、一番最初の記事から一つずつ読んでもらえればスタートラインに立てると思います。)
理想としてはある程度のアニメーションならMayaで作れるというレベルまでなっておくことです。

7.ディズニーやピクサーなどの映画を英語で見る。

これも当たり前ですがプロの作品をしっかり見慣れておくことも仕事のうちです。
楽しむだけなら吹き替え版で問題ありませんが技術を盗むために見るのであれあばリップシンク(言葉に合わせた口の動き)をしっかり確認するためにも絶対に英語で見ましょう。コマ送りなどできるようであればこれも非常に効果があるのでオススメです。



とりあえずパッと思いつくのはこんなところでしょうか?

他にも思い当たるものがあれば書き足そうと思いますが、上記の6つだけでもそれぞれを深く掘り下げれば永遠と続くものばかりなので、「今のうちから準備しておけること」としては十分すぎる量だと思います。



難しいことは考えずにただこれらをひたすら毎日やっていれば1年後には見違えるほどの変化があることは間違いないでしょう。

若い未来のアーティストの皆さん、頑張ってください!


















8/06/2015

AnitoonAcademiaの今後について。


今回、できる!と思った勢いでAnitoonAcademiaを急遽開校したわけですが、

私自身予想以上の反響があり、正直驚いております…。


最悪、クラスを作っても生徒3人とかで「小さなスクールだけど仲良くやろうね」


というようなちっぽけな感じになる可能性すら考えていたのですが…

実際のところは「先着に入れずに残念」と言って下さる方も多数いらっしゃるほどで

本当にビックリです。

恥をかく覚悟で実行してみて本当に良かったと思っています。



そんな中数人の方々から

「今後AnitoonAcademiaのレベル1を新たに行うのか?」

「レベル2も作るのか?」

といった質問も寄せられています。



今現在の計画では両方実現させるつもりでおります。



具体的な時期などはまだお知らせできませんが、望む方がいる限り

私はそれに答えていきたいと思っています。



ただし、今のところ私一人が講師です。

そして日本とアメリカとの時差の関係で超早起きをしても

日本の深夜前なのでクラスを増やして果たしてハンドルできるのか

よく検討していきたいと思います。


「12時以降でもいいよ!」

という猛者が集えばそれはそれで夜更かしクラスができますが。w


あまり現実的ではないのでなんとか良い方法を考えたいと思います。



ただ今後クラスをさらに増やしていくとすると

私はクラスレベル0(ゼロ)

が必要な気がしています。

今回のレベル1も、課題の聞こえは簡単そうでも実際かなり過酷です。


そういったこともあり「Mayaでアニメーション1から学びたいです。」

というゼロからスタートするクラスの必要性も感じています。


今後AnitoonAcademia専用のホームページなど色々なオリジナルな

物をそろえていきたいと思っておりますので是非ご期待ください。


今後ともよろしくお願いします!

8/02/2015

Anitoon Academia 開始!


応募件数が9件を超えましたので参加者の受付をクローズさせていただきます。先着9人以内に入られた方々にはE-mailが送られてきますのでご確認ください。



この度Anitoon によるアニメーションオンラインスクール Anitoon Academia を開校いたします。


Anitoonブログを初めてからこんな声を日本の学生を中心に耳にするようになりました。

「日本国内でアニメーションに関する参考書やサイトが少ない」

「専門のクラスが学校にない」

「学校の宿題がいきなりウォークサイクルでわけが分からなかった」

「Mayaの参考書が分かりにくい」

やる気はあるのに学べない、何から始めたら良いのか分からない。

基礎をしっかり学びなおしたい。

そんな3Dアニメーションに対して熱意ある未来のアーティストのためのスクールです。

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クラス内容


バウンスィングボールから始まり、キャラクターに物を一つ持たせた

シンプルなアクションまで、トータル8課題。

アクティング無しのフィジックス(物理)メインのクラスとなります。

(ベースは私自身が過去受講したピクサークラスと同じものになります。)


毎週課題を出され1~2週間の期間で提出となります。

提出された課題を講師がレビューし、的確なフィードバックをクラス内で受けます。

フィードバックと共に新たな課題の内容説明、抑えるべきポイントの解説がなされます。

*時間が余る際は他のテクニック解説がなされます。
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基礎課題の重要性

最初の課題がバウンスィングボールと言われると「そんな基礎はやりたくない…」と内心思われる方も多いかと思います。(私自身が実際に過去そう思いました。)

しかしその基礎をおろそかにせず、しっかりと学んだアニメーターこそが、アニメーションに必要な知識をいち早く吸収し、迷うことなく順を追って成長できるのです。

ここを飛ばすと後にレベルの高いアニメーション製作において指針を見失い苦しい思いを強いられることは避けられません。

私はピクサークラスにおいてこの基礎クラスを初めに受講したのですが、クラスが終わるときにはそのクラスを取れたことへの感謝と、得た知識の有用性への確信で満ちていました。

こういった基礎を固めるクラスこそが今の日本のアニメーション教育に必要なものだと私は確信しています。

もしあなたが真剣に3Dアニメーターを職業にすることを目指すなら、スキルの底上げを狙うなら

Anitoon Academia は絶好のチャンスとなるでしょう。

課題例動画



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期間は3ヶ月、学費は7万円です。

決して安い額ではありません。

が、しかし私がピクサークラスを受講した際は3ヶ月で24万円でした。

アメリカのオンラインスクールを受講した場合でも、円で換算すれば25万円は超えてしまいます。


Anitoon Academiaを受講するメリットは以下の3点になります。


1.アメリカのピクサークラスと同じ課題内容を受講できる。

2.本来英語でしか受講できない内容を日本語で受けることができる。

3.他のスクールに比べれば格安。

このメリットと私のアニメーター暦、受講される方への負担、を考慮した上で

7万円が妥当額と判断いたしました。



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クラスシステム

グーグルハングアウトを利用した講義とフィードバックがメインとなります。


期間 12月5日から12週間(12月26日、1月2日は休み)
     
   3月5日終了予定
     
   *注意: 講師の都合により週が伸びる可能性もあります。

曜日 土曜夜11時~深夜1時(予定)

課題 8課題 (内容は下記に記載)

学費 7万円 (振込みが完了された方から席の確保がなされます。)

定員 9名予定(9名決定次第募集終了)

*クラス内容は全て動画録画されて授業終了後学生全員に配布されます。

学生作品は受講終了後にAnitoonJapanに掲載されます。

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学生サイドが個人で用意するもの。

Maya バージョンは2013以降のもの

受講決定以降に送付されるYouTubeビデオリンクの確認

グーグルハングアウトのためのグーグルアカウント。(GmailがあればOK)

ウェブカムマイク

Quick Time player pro

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受講希望者は11月末日までに

anitoonjapan@gmail.com 宛てに…


氏名

現住所

電話番号

E-mail (G-mail)

デモリールリンク(ある方のみ)

メッセージ

(意気込みや目標、質問等々ある方)

をメールにご記入のもと送信ください。

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課題内容

1週目

バウンスィングボール

2週目

ピルジャンプ

3週目

脚付きボールジャンプ


4週目

ピルマイム ブロッキング

5週目

ピルマイム ポリッシュ

6週目

ペンデュラム

7週目

ウォークサイクル

8週目

ウォークサイクル ポリッシュ

9週目

人型キャラクターと物体接触(椅子に座るなど。2週間消費)

11週目

人型キャラクターにプロップを持たせたアクション
(2週間消費)


合計8課題となります。



ご連絡お待ちしております!







注意事項


返金について。

席を確保して授業開始間際に受講取りやめ

という事態を防ぐため全額返金はいたしません。

授業開始2ヶ月前まで80%返金可

授業開始一日前まで70%返金可

基本は授業開始以降の返金は不可とさせていただきますが生徒さんの状況次第で考慮いたします。

よろしくお願いします。